シャープが10月に発売予定の住宅用太陽電池モジュールフラッグシップモデル、「BLACKSOLAR ZERO」シリーズについて紹介します。
この新シリーズは、特に都市部の戸建て住宅での利用を見込んで、小型化を図った設計が採用されています。
価格帯は4種類のモデルで異なり、「NQ-230BP」が176,000円、「NQ-151BP」が121,000円、「NQ-120LP」と「NQ-120RP」がそれぞれ99,000円となっています。
特筆すべきは、従来のデザインを継承し、黒色を基調とした美しい外観が特徴となっている点です。
このデザインは屋根になじみやすく、視覚的にも調和が取れるとされています。
また、「ルーフィット設計」により、異なる形状やサイズのモジュールを組み合わせることが可能で、屋根の隅々まで設置でき、発電容量も増加します。
さらに、新たに「N型高効率セル技術」が導入され、モジュール変換効率が従来機種に比べ1.2ポイント向上しました。
この技術採用によって、モジュールの温度上昇時の変換効率の低下が約13%改善されたとされています。
特に積雪が多い地域においては、「NQ-230BP」モデルに補強バーが搭載され、垂直積雪量200cmまでの地域でも設置が可能となっています。
個々のモデルについても、それぞれが異なる本体サイズと性能を持ち、特定のニーズや条件に最適化された設計となっています。
それぞれのモデルは、異なる変換効率と最大出力を持ち合わせており、使用条件や設置環境に応じた選定が可能となっています。
このように「BLACKSOLAR ZERO」シリーズは、多くの住宅で太陽エネルギーを効率よく利用する新たな選択肢となりそうです。
