秋が深まる熊本では、地元民にとって特別な行事が始まりました。藤崎八旛宮の例大祭が13日にスタートし、地域の人々が集まり、一堂に会する姿が見られました。
獅子の飾卸が拝殿で行われたこの日、赤と黄色の獅子がお祓いを受けました。神聖なこの瞬間は、獅子の頭に神が宿るとされる御幣を付ける儀式で更に高まります。この祭りは、新町獅子保存会が一年に一度だけ披露する『天拝の舞』を奉納する場でもあります。華やかで力強い舞は、訪れた人々を魅了し、その瞬間をカメラに収める姿が多く見られました。
そして、17日の日曜日には、この祭りのハイライト『神幸行列』が予定されています。今年は57団体と1万人以上が参加すると報告されており、これからも多くの人々がこの祭りを楽しみにしています。
熊本のこの祭りは地域の人々が集う大切な時間となり、その年の収穫や幸福を祈る場となっています。新たな気持ちで秋を迎える準備ができ、一層のコミュニティの絆を感じることができるのは、このような伝統行事ならではの特長であると言えるでしょう。
