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「期待外れドラマの真実:『unknown』と『ペンディングトレイン』」

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この夏、民放ゴールデン・プライム帯に登場したドラマ群は、多くの期待を背負いながらスタートしました。しかし、視聴者の間で「ガッカリドラマ」と揶揄される作品も存在しました。そんなガッカリドラマの筆頭と言われたのが『unknown』(テレビ朝日系)で、出演者の高畑充希田中圭といった大物俳優にもかかわらず、物語の進行に不自然さが見受けられ、視聴者を混乱させました。

特に、このドラマに登場した連続殺人事件は、ストーリーの主軸ではなくサイドストーリーのような存在でした。最終的には、行動が不自然な加賀美(町田啓太演じる)が犯人であることが明らかになりましたが、その結末は単に多数の犠牲者を生み出すだけで終わりました。さらに、虎松(田中圭演じる)の父親・彪牙に関する謎も深まりましたが、結局のところそれが解明されることはありませんでした。

一方、『unknown』がガッカリ度1位を予想されていた中、同じく期待を裏切ったドラマとして『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』(TBS系)も挙げられます。こちらは物語がゆったりと進行し、6号車の人々が登場したあたりから面白くなりそうな雰囲気が漂い始めました。しかし、物語が2026年に戻った時点で急速にペースを落とし、物語の進行に力不足を感じさせる結果となりました。

以上の二作品に共通するのは、視聴者の期待を逆手に取ったサプライズが足元をすくった結果、ドラマ全体の評価を落とすこととなったということです。サプライズはドラマのスパイスであるべきですが、それが適切に組み込まれていないと視聴者の混乱を招き、作品全体の印象を下げてしまいます。

それぞれのドラマには、原作や演出、俳優陣など、期待を引き立てる要素が多く揃っていましたが、それらがうまく融合することなく、結果として失速したと言えるでしょう。それは、物語を創る上で最も重要な要素である「ストーリーテリング」に問題があったと指摘できます。その反省を活かし、今後の作品作りに期待したいと思います。