JVCケンウッドと日産自動車、そしてフォーアールエナジーが共同で開発した「ポータブルバッテリー from LEAF」は、日産リーフの再生バッテリーを使用したポータブル電源として9月1日に日産自動車の販売店舗で発売されました。
製品の主な特徴は633Whの容量を有し、AC出力2口、USB Type-CとType-Aポートを各2つ、そしてシガーソケットを1つ搭載していることです。
この装置は100V（50/60Hz）のAC出力を提供し、600Wの常時出力が可能であり、瞬間最大で1,200W、HIGH-POWER時には900Wの出力が可能です。
実に印象的な性能でありますが、その性能だけが話題ではありません。
製品は-20〜60℃の温度範囲で使用や保管が可能とされており、長期保管にも適しているとされています。
その理由は自己放電が非常に少ないことにあります。
これにより非常時用電源としても利用可能で、約2,000回の繰り返し充電が可能です。
本体のサイズは370×282×205mm（幅×奥行き×高さ）で、重さは14.4kg、充電時間はACアダプターで約9.5時間、シガーアダプターで約14時間です。
価格に関しては、日産自動車の販売店での価格は170,500円となっています。
また、同製品は日産自動車の企画立案と車載環境での使用実現ノウハウ、フォーアールエナジーのバッテリー二次利用開発、JVCケンウッドの再利用最適化設計と生産を活かした共同開発製品となっています。
しかし、使用後の回収スキームに関してはまだ検討中であり、将来的に更なる情報が公開される予定とのことです。
